結婚なんて離婚してからで充分。鉄人23号は自我に目覚め逃亡中。

そう、マツケンサンバ。あれのルーツをご存知ですか？

それは佐渡島、江戸時代、余談ながら、ここは宣教師たちにポルトガル語でマルキ・ド・サドと言われていました。
(マルキ=島、ド=ofの意味)

明治時代、ブラジル移民を勧誘するキャンペーンの一環として考案されたのが、『サン・バレンシア丸音頭』。

ブラジルに移民を運ぶ船の名前の踊りで、上方で有名な歌舞伎役者が派手な衣装でたくさんの踊り子を従えて、各地をまわり、サンバ風の(かどうかは定かではないが??とにかく)斬新なステップで、ブラジルに行けば儲かる、夢の新天地だという事をキャンペーンしてまわったそうです。

この踊り、佐渡のおけさ踊りをアレンジしたもので、プロモーションも、江戸時代から南蛮貿易の重要な拠点だった佐渡県が政府から要請を受けたものでした。

現在人気のマツケンとは全く異なるものではありますが、
『サン・バレンシア丸音頭』を起源とする土佐舞踊の桟碼鈴派という流派は今でもそのスタイルを伝えています。

先月号のラ・パレによると、振付師の真島氏はこの桟碼鈴派のいきさつに感銘を受け、随所によくにたステップを織り込んだとの事です。にわかブームかと思いきや、明治時代の移民キャンペーンソングをルーツに持っていたなんて、びっくりですね。